縮毛矯正専門店で失敗されてしまったビビリ毛のリペア施術
ども、クセミカ主宰のっち(@kusegemeister)です。
東京表参道でくせ毛専門美容師をする傍ら
を運営させて頂いております!
詳しくはそれぞれのリンクをご参照ください!
「縮毛矯正が得意ですっ!」と看板を掲げていても実際は”普通よりは上手”程度の方がぶっちゃけ多いように感じます。
縮毛矯正専門店、髪質改善専門店、酸性縮毛矯正とかそういう耳障りの良さそうな言葉を並べているだけなのかなぁと少し思ってしまったり。
今回は縮毛矯正で失敗されてしまった方のリペア実例を踏まえながら解説していきます!
どこに行っても縮毛矯正を失敗されてしまう
縮毛矯正専門店だったり、縮毛矯正が得意と言っている美容師さんだったりを色々尋ねてもことごこく失敗されてしまうのがここ数年ずっと続いたんだそう。
ビビリ毛にまではならなくても、癖がまともに伸びないこともほとんどだったので2ヶ月置きに縮毛矯正をしていたんだそう。
[jin-fusen3 text=”BEFORE”]
BEFOREはこんな感じでちょうど縮毛矯正をかけたのは2ヶ月前ほど。
根元の部分は癖が出ていて、前回の縮毛矯正以前の部分はほぼ全てビビリ毛になってしまっています。
髪をめくって中と癖を確認してもらうとわかる通り、10センチ以上はまともに癖が伸びていない感じが見て取れますね。
[chat face=”IMG_0076-1.png” name=”くふわん” align=”left” border=”none” bg=”red”]縮毛矯正をかけたのに癖が伸びていないなんてことがあるの!?[/chat]
[chat face=”nG-sxwag_400x400.jpg” name=”のっち” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”]うーん、縮毛矯正は薬剤だけ塗ってはい終わりって出来る施術じゃないから”失敗”があるんだよね。[/chat]
確かに美容師的目線で見るとかなり難易度が高い髪なので、普通の美容師さんではまず綺麗に伸ばすことはできないんじゃないかな、、、
でも年齢により髪が弱っていったり、高頻度の白髪染めだったりは今後どんどん増えていくからこういう高難易度の縮毛矯正が普通に出来る美容師が増えていかないとかなりマズい。
縮毛矯正が難しい要因
今回のゲストの縮毛矯正が難しい要因は
- 癖が強い
- 髪が柔らかく、細い
- エイジングで弱っている
- 3週間置きの白髪染めで傷んでいる
の4つ。
美容師さん的には
[chat face=”man1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]これは難しいわ、、、[/chat]
と感じると思います。笑
確かに難しい。だからこそ毛髪や縮毛矯正の知識や技術、エイジング毛やダメージ毛にも特化したスキルを持っていないとこのタイプの縮毛矯正は出来ないに等しいんじゃないかな。
冷や汗をかきながら施術することになるでしょう。。。
実際このゲストもそんな空間を感じながら施術を受けていたんだそう。
[chat face=”nG-sxwag_400x400.jpg” name=”のっち” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”]そんなん施術される方が恐怖だわ。[/chat]
なぜこれらの要因だと縮毛矯正が難しいのか?
それは縮毛矯正は”癖の強さ”だけでなく、髪質やダメージ具合など色々な要因で使う薬剤の強さを設定していたりするんだけど
この場合
癖が強い | 強い薬剤 |
軟毛・細毛 | 弱い薬剤 |
エイジング毛 | 弱い薬剤 |
高頻度の白髪染め | 弱い薬剤 |
となり、癖が強いという要因以外は本当は弱い薬剤を使って施術したい要因が渋滞。
しかしそうすると
癖が強いから強い薬剤を使いたいけど
- 髪が柔らかく細いから
- エイジング毛で弱っているから
- 3週間置きの白髪染めで傷んでいるから
強い薬剤を使ったら髪が耐えられずにボロボロになってしまう。。。
というジレンマが発生するんです。
現場では
放置時間を短くしたり、弱い薬剤でしっかり時間を置いたりと色々工夫をしたりするんだけど、結果付け焼き刃の手法なのでそこから良い結果が生まれることはほとんどないんですよね。
このゲストの髪を冷や汗かかずに余裕で攻略するには、根本的な知識と技術の見直しが必要不可欠です。
[chat face=”nG-sxwag_400x400.jpg” name=”のっち” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”]よく美容師さんにこの手のアドバイスを求められるんだけど、根っこの部分から説明しなきゃいけないことになる。笑[/chat]
ビビリ毛は直らない
今回のゲストの場合、根元以外はビビリ毛という状態。
ビビリ毛とは髪が極限まで傷んでしまったいるような状態。「【ビビリ毛・根折れ・伸び不足】縮毛矯正失敗の原因・解決・対策を徹底解説!」で詳しく書いているので興味のある方はご覧ください。
[jin-fusen3 text=”AFTER”]
仕上がりはこんな感じ。
縮毛矯正をした当日は写真を撮り忘れてしまったので、後日カラーもした時の写真なので洋服が違いますが同一人物です。笑
手で乾かした後デンマンブラシでブローした後の状態になるので、手で乾かしただけではもう少しパサっとした感じにはなってしまいます。
赤枠で囲ったココ。
おそらく前回の縮毛矯正で出来たであろう大量の切れ毛。
この部分にもアタックして収めようかどうしようか悩んだんですが、今回はやめました。
というのも今回はベースの状態も悪く綱渡り的な施術になってしまうと思ったのと、後々に悪い方向で影響しそうだなと思って今回はステイ。
状態見ながら次にいけそうならいってみようかな、、、。でももう少し長さが伸びれば今よりは目立たななってやる必要なくなりそうだなぁとも。
経過を見て、ですね!
でも、基本的には普段コテで軽く巻くそうなのでコテやアイロンを通してここまでのクオリティに持っていけてよかったです。
ビビリ毛はその程度にもよりますが、どんなにトリートメントをしても直ることはありません。
ただ髪質改善002で内外の補強をしてあげることにより、傷みが直っていくような感覚は体感できるのでかなり優秀な延命措置です!
最終的にはカットして行って少しずつ時間をかけて綺麗にしていくことになります。
[chat face=”nG-sxwag_400x400.jpg” name=”のっち” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”]気が遠くなるようにも思えますが、僕に全投げしてもらえればあとは綺麗になっていくだけなのでお任せください[/chat]
お礼のメッセージもいただきました
野坂さん一昨日はありがとうございました!
昨日の夜、シャンプー後、ドライヤーで乾かしただけでずっと悩んでいた変なうねりも、そして広がりもなくなり、いったいこの6年間はなんだったんだろうと、すべての悩みが一気に解決され、縮毛矯正の失敗以来、ずっと我慢ばかりの日々でまったく楽しくなかったのでようやく解放されました。
私のお気に入りの美容師が独立とかでたいてい実家が地方でお帰りになってしまうパターンが多かったので、野坂さんが北海道とか九州がご実家だったらどうしようとか変な心配をしています笑
本当にありがとうございます!
ようやく見つかりました、理想の美容師さんが!通い続けます。
[chat face=”nG-sxwag_400x400.jpg” name=”のっち” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”]ありがとうございました![/chat]