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縮毛矯正実例

縮毛矯正とイルミナ系カラーはブリーチよりも相性が最悪?

守部 健太

イルミナ系カラー、、、

いわゆる高リフト高発色系のヘアカラーは、

ブリーチよりも縮毛矯正と相性が最悪?

 

[chat face=”woman1″ name=”” align=”left” border=”red” bg=”red” style=”maru”]いつも暗めに染めるのにすぐに髪が色落ちしてブリーチしたみたいに明るくなっちゃうんです。だからブリーチしてると間違えられて縮毛矯正も断られたりで、、、[/chat]

[chat face=”1CF8076D-1BB3-43A8-AFFF-C47637E1D12A-scaled-e1599559786796.jpeg” name=”” align=”right” border=”blue” bg=”blue” style=”maru”]最近同じような悩みを持っている方がとても多いですね。これはそもそもに縮毛矯正以前の問題になるんですが、、、[/chat]

こんにちは。このクセミカブログを執筆させていただいています、

写心美容家の守部健太です。(Instagram→@ken_m1983

美艶髪専門美容師の先駆者の一人として培ってきた縮毛矯正や髪質改善の知識や経験を、このクセミカブログを通じて癖毛に悩む女性達と縮毛矯正や髪質改善を始めたばかりの美容師達に、失敗せずに綺麗な髪を手に入れる為のノウハウをお伝えして行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

 

イルミナ系カラーとは?

世はInstagramでいかに映えるヘアカラーか?と言い切ってしまってもいいような時代な訳で、

 

・ブリーチよるバレイヤージュやエアータッチなどのテクニックベースのカラー

・フェイスフレーミングやイヤリングカラーなどポイントでトレンドを成すカラー

・原色系のカラー剤やカラーバターを使用したアニメの流行から来た鬼滅カラー

 

などと割と目立ったもの勝ちみたいなヘアカラートレンドになっています。

それらの先駆けで流行のきっかけになったのが外国人風カラーでありその発端に大きく貢献したのが、【イルミナカラー】なわけです。広告もSNS戦略も大手がガッチガチに行ってましたからね。

ちなみに僕がイルミナ系カラーと書いているのは他にも、

 

・スロウ

・N.

・アディクシー

・プロマスターアプリエ

 

など外国人風カラーやその後のヘアカラートレンドに合わせて同系統の高リフト高発色のカラー剤が他メーカーからも続々発売されたのもあり、代表的なイルミナーカラーも合わせてこれらをイルミナ系カラーと勝手に読んでいます。

 

高リフト高発色カラー

ここで言う高リフト高発色とは、

【髪を明るくする力が強く(ブリーチ並み)でそこに対して濃いまたは鮮やか発色】

を行うことができるカラー剤のことです。

パッと見だと何それ凄いじゃん!ってなりそうですよね。一度ブリーチをして色を抜いた後にカラー剤を載せて発色させる2回の工程を1回で済ませることができるわけですから。

ですがこれってあくまで美容師のヘアカラーへの発色とお客様のトレンドを追いたいって思考が合致した時に初めてその優位性が出るのですが、そうじゃ無い場合はどうでしょう?

特にトレンドを追いたいわけでもなく、どちらかと言うとヘアケアに注力しているお客様に、ブリーチ並みのリフト力と高発色をすると髪はどうなるでしょう?すると結果的に、

 

・暗く染めたいのに、ブリーチ力を強く濃く(暗く)染められて色落ちすると髪がブリーチしたかのように明るくなってしまう。・高発色(鮮やかまたは濃い)ので暗く染めても直接染料が多いので色落ちが早い。

・上記2つを理由に仕事などで暗めの髪を維持しておかないといけないお客様はすぐにまたカラーをしなければいけなくなる。

・またイルミナ系カラーを使用されて負の無限ループ。

・気づいたらと言うか知らないうちに髪が傷み続けていて全然綺麗にならない。

 

などとブリーチしたいわけでも高リフト高発色カラーを使用して欲しいわけでも必要なわけでもなく、ただ髪色を落ち着かせたいだけなのに髪が明るくなり続けるまたは傷み続けるという結果に繋がってしまうんです。

ただイルミナ系カラー剤が悪いのではなく目的と使用用途をマッチングさせないと、何も知らないお客様は自分の髪質が悪いんだと勘違いしてしまうので注意が必要です。

 

(Instagram経由でご来店されたお客様。少し癖があるとしても髪質がとても良いのですが、中間から毛先がブリーチしたかのように明るくなっています。でも明るく染めたことは無く毎回暗めにしているとのこと。縮毛矯正をしたりアイロンを使用していたりしてもここまで明るく色落ちしたりはなかなかしません。)

ブリーチよりも傷んでいる可能性

縮毛矯正に関しての記事なのですがここまで完全にヘアカラーの話になってますね。

ですが縮毛矯正は目の前の髪のコンディションに対して行う施術なので、ヘアカラーをされている場合であればそのヘアカラーによる髪への影響やダメージの進行具合はとても重要なんです。

さてここでまた一つ疑問が出てくるのですが、

【ブリーチをした髪】

【ブリーチ並みのリフト力を持ったカラーをした髪】

どちらが髪が傷んでいるでしょう?

 

まぁ答えは【髪の状態による】って曖昧な答えになってしまうのですが、ブリーチをしても体力が全然残っている髪もあれば、イルミナ系カラーを一度しただけで毛先がやられてしまう髪もあります。

もちろんブリーチを何度も繰り返した髪も危険ですが、ただ自覚無くイルミナ系カラーを繰り返された髪の方が傷んでいるように思います。

ブリーチは目的としている色を出す為に全体に回数を重ねることは確かにありますが、繰り返すと傷むとわかりきっている為、一度全体ブリーチをすると後は根元のリタッチをすることも多いと思います。

ですがイルミナ系カラーの場合は一度色落ちして明るくなった部分に対して繰り返し全体カラーをすることが多いです。ブリーチと違い染料(色)が入っていますから明るく色落ちしてしまった部分に色を入れるのに全体カラーをするの必須なんですよね。そしてまた色落ちしてまた全体染めるの繰り返し。

ちゃんとオキシ濃度を低くしたりアルカリキャンセルしたり処理をしっかりしていればまだマシかもしれませんが、毎回ブリーチ並みのパワーを繰り返されたらそりゃブリーチより傷んでいる可能性も出てきますよね。

 

(内側をめくると毛先のほうは削ぎか切れてしまっているかの状態。こうなると最終的に切るしか無い場合も出てきます。)

縮毛矯正との相性は?

縮毛矯正をされているお客様の中にはヘアカラーと縮毛矯正の両方をすると髪が傷むって思われている方も割と多いと思うのですが、となるとブリーチやブリーチ並みにのカラーを繰り返した髪に縮毛矯正をかけるとまぁより激しく傷むイメージになっちゃいますよね。

ただこの辺りは髪と薬剤のパワーバランスで、

黒髪<ノーリフトカラー<ファッションカラー<白髪染め<ブリーチまたはイルミナ系カラー

の順でカラーダメージは大きくなるのですが縮毛矯正の薬剤のパワーはその逆で、

ブリーチまたはイルミナ系カラー<白髪染め<ファッションカラー<ノーリフトカラー<黒髪

と黒髪に対して使用する薬剤が一番強くなります。

まぁ実際には髪の太さや強度や癖の強さや種類など判断するポイントは他にあるのでそう単純では無いのですが、わかりやすく伝えるとカラーなどのダメージの大きさに応じて縮毛矯正の薬剤も弱く濃度を薄く設定するってことでご理解ください。

まぁたまに強い縮毛矯正の薬剤しかサロンに置いていなくて塗ってすぐ流す、みたいな話を聞くのですが僕からしたら恐怖でしかないです。

 



(今回縮毛矯正を全体にかけてまずは形を綺麗に整えました。ですが見ての通り形が綺麗に整ったことによりカラーの明るさの境界がより鮮明になってしまっています。)


縮毛矯正とヘアカラーと髪質改善

なんかほぼヘアカラーに関して書いたような感じになってしまいましたが、縮毛矯正とヘアカラーとそのダメージの関連性を理解していただければ幸いです。

縮毛矯正をかけた髪を綺麗に維持するのも大切ですが、縮毛矯正をかける前の状態もとても大事だという事がわかったと思います。

縮毛矯正を深く学ぼうとすると同時に毛髪化学やヘアケアに関しても学ぶ必要が出てきて、更にパーマやヘアカラーにも通ずると言うくらい全て学んだうえでの技術バランスが大切なんです。

 

(後日ヘアカラーでご来店いただき毛先まで全体を染めました。もちろんイルミナ系カラーは使用していません。)

まとめ

今回の記事の内容をまとめたのでこれだけは覚えておいてください。

[box05 title=”まとめ”]

【お客様向け】

・カラーの色落ちが早いのは髪質のせいだけとは限らない

・ブリーチよりもイルミナ系カラーの繰り返しの方が傷んでいる可能性が十分にある

・カラーのダメージが酷くなるほど縮毛矯正の難度は上がる

・綺麗な髪はカラーから作りそれを土台に縮毛矯正をかける

 

【美容師向け】

・イルミナ系カラーはお客様の目的に合わせて使い分ける

・縮毛矯正をかける必要があるお客様と髪を綺麗にしたいお客様にカラーで過度なダメージを与えない

・オキシ濃度や処理などカラーダメージを軽減させる処置を必ず行う

[/box05]

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。よかったらご家族やお友達や同僚で癖毛に悩んでいる方や担当の美容師さんにこの記事を紹介してください。

各SNSでのシェアも大歓迎です。(メンションやタグ付けしてくださると助かります。)

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