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クセミカサロンを終えて

クセミカに入って半年間学んだ結果、全体的に基礎能力が上がった話

市田 智大

こんにちは。京都府宮津市で理美容師をやってます市田智大(@itchy_ddy)と申します。

今回は自分がクセミカに入った感想を、入る前のリアルなエピソードを交えながらご紹介させて頂こうと思います。
(他の記事は市田智大の記事一覧をご覧下さい)

好きだけど上手じゃなかった縮毛矯正

自分がアシスタント時代から縮毛矯正はとても好きなメニューでした。

ただし、それは《上手》とか《得意》と言う意味では決してなく、自分が《ただ施術するのが好きなメニュー》と言う意味であり本当の意味で綺麗なストレートヘアは作れていなかったと思います。

その頃の僕は、

[chat face=”8D2C3BB9-F49D-493C-8D1C-FA650933DAF8.jpeg” name=”市田” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”] とりあえず癖は伸びればいい[/chat]

と思っていて、どれだけダメージレスに仕上げるかとか、どれだけツヤツヤに仕上げるかとかは二の次でした。
と言うよりもそこまでの意識がなかったと言うのが正しいです。

その頃の僕の縮毛矯正といえば、

  • 1剤はSH1種類
  • 処理剤は無駄に沢山
  • 放置時間は曖昧
  • 軟化チェックも自己流
  • アイロンワークも無理やり

など、理論に基づいた適切な処置は全くできていなかったです。

その頃のお客様には土下座したいですね。。

7年前に独立開業しその後も当然同じ技術でお客様に対して縮毛矯正を提供していたのですが、SNSなどを通じて見かける都会の美容師さんの縮毛矯正の仕上がりにとても驚かされるようになりました。
明らかに自分がやってきた縮毛矯正とは違うからです。
[chat face=”IMG_0076-1.png” name=”くふわん” align=”left” border=”none” bg=”red”] 縮毛矯正は美容師さんの技術に本当に左右されるよね! [/chat]
それから少しでも上達したいと言う気持ちがあったので、いくつか縮毛矯正のセミナーに参加し色々と学ぶようになりました。

マニュアル式の縮毛矯正で一気に上達した

いくつかセミナーを受けた中で、1つ自分の中で圧倒的にピンときたセミナーがあり、そこのやり方を採用することにしました。

その時に自分がいかに間違ったやり方で縮毛矯正を今までやってきたかということを痛感し、今まで僕が施術させていただいたお客様にとても申し訳ない気持ちになりました。

そのやり方と言うのは良い意味でしっかりとしたマニュアルがあり、そのやり方に準ずることできれいなストレートヘアを提供するやり方です。

正直な話、僕はそこまでケミカルに強いわけではなく、そういったテンプレート式のやり方に則る方が自分の性分からしてもやりやすいのでとても助かっています。

[chat face=”8D2C3BB9-F49D-493C-8D1C-FA650933DAF8.jpeg” name=”市田” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”] 失敗をしないために、上質のマニュアルに頼るのは間違いではないと思ってます。[/chat]

その学びのおかげで今まで何も考えずにただ癖を伸ばすことだけしか発想がなかった僕も、すべての工程においてちゃんと意味があるというのをその時に初めて心の底から理解することができました。

そしてその新しいやり方に変えてから仕上がりも劇的に向上しましたし、明らかにお客様にも喜んでいただけるようになりました。

僕の美容人生においてもこの新しい縮毛矯正のやり方に出会えた事はとても大きな財産でした。

[chat face=”IMG_0077-1.png” name=”くふわん” align=”left” border=”none” bg=”red”] 失敗しないやり方を知るのは、まぐれで大成功するより大事だよね! [/chat]

クセミカに入ろうと思った理由

新しい縮毛矯正のやり方に出会って満足もしていましたし、その中でクオリティーを上げることに集中していたのですが、そんな僕がなぜ今回クセミカに入ろうと思ったのか。

それはSNS上でこんな発言をされていたからです。

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#縮毛矯正が上手くなりたい美容師が一番先にやるべきこと   縮毛矯正を勉強したいけど「どう勉強していいか分からない」という方も多いですよね。  今回はそんな美容師さんのお悩みにお応えして、【まずやるべきこと】を伝授します!   縮毛矯正の薬剤には色々な種類がありますよね。 メジャーなものからマイナーなものまで。   でも縮毛矯正が上手なひとほどあまり薬剤に頓着がなかったりします。笑   当然薬剤なんてなんでも良いというわけではありませんが、“良い薬剤”よりも“自分に合う薬剤”をチョイスする傾向にあるんですよね。   「ん?同じじゃね?」って思いました? 同じように聞こえるかもしれませんが、これって全然意味が違うんです!   要は“薬剤に操られる側”か“薬剤を操る側”かということです。   “良い薬剤”を選ぶということは自分が薬剤に合わせるということ。  “自分に合う薬剤”というのは自分に薬剤を合わせるということ。   前者は、薬剤主体になってしまっているので「その薬剤じゃなきゃ」ということになってしまいがち。  薬剤の本質自体を捉えてるわけではないのでその薬剤がなくなったらまたレベル1からやり直しなイメージ。    後者は、自分の技術やスタンスが主体になっていて、その薬剤の本質を見極めてのチョイスなので、その薬剤がなくなってもレベルそのままに別薬剤にすんなり移行出来てしまうイメージ。    良いハサミを買ったから上手くなるわけでもないし、安いハサミだから下手なわけではありません。  未だに美容学校のハサミを使っているけどめちゃくちゃ上手いひともいますよね。笑  これと同じ。   縮毛矯正は特に学ぶ場が少なすぎるので、ついつい自分のお店の薬剤が良くないから上手く縮毛矯正が出来ないと思っている方もすごく多いようです。   確かに“良い薬剤”を使うことはとても大切です。それだけで縮毛矯正のクオリティの底上げは確実に出来るとは思います。   でも、なんだかんだ美容師は“技術”です。  少なくとも僕はそう思っていて、薬剤に不満を募らせることよりもまずやれることは実はたくさんあります!   フォロワーさんの中には自分で自分の使う薬剤を使える人もいれば、決められた薬剤でなんとかしないといけない方もいると思います。  もどかしいですよね。   でも大丈夫ですよ!  技術と知識があれば、どんな薬剤でもクオリティはかなり上げれるのでとりあえず自分が使っている薬剤のスペックを直接メーカーさんに聞くことから始めましょう!    聞く項目は  ①ph ②還元剤とその濃度 ③アルカリ度  ですね。  メーカーさんやその薬剤によっては「企業秘密です。」みたいな感じでなぜか教えてもらえない場合もありますが、聞ける項目は聞いときましょう!   これを見た人が何人がやるかな?即行動に移せるか移せないか、ここにびっくりするほど差が開きます。   各薬剤の情報に関しては、可能な限りシェアしようとは思いますが、ぜひテイクするだけではなく、ギブすることが出来るフォロワーさんが多いことを願います!笑   みなさんに圧倒的ギブが出来るアカウントにするべく一緒にこのアカウントを育てることにご協力くださるととても嬉しいです!

クセミカ👼見るだけで縮毛矯正が上手くなる(@kusegenomikata)がシェアした投稿 –

[chat face=”8D2C3BB9-F49D-493C-8D1C-FA650933DAF8.jpeg” name=”市田” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”] え、これ完全に前者やん。。[/chat]

確かに今の縮毛矯正のやり方に満足しているとは言え、もしその薬剤が在庫切れしたり、販売中止になった時、他の薬剤で自分が対応できるかと言えば100%の自信がなかったのです。

それを考えたときに、これはもっとしっかり勉強してどんな薬剤を使っても同じクオリティーが出せる技術と知識が必要だと考えるようになりました。

それに、マニュアルで行うデメリットとして「想定外な髪質に対応できない」というのもありました。

その大きな例がブリーチ毛です。

ブリーチ毛に対する施術は毛髪診断、縮毛矯正の知識・技術、かなりレベルが高い美容師さんじゃないとくせが伸びるどころが切れ毛やビビリ毛になる危険性があります。

なので僕自身、ブリーチ毛に対する縮毛矯正は今のところお断りさせていただいております。

100%綺麗にする自信がないからです。(偉そうに言い切ることではないですが)

でもそのままでは自分の成長にはなりませんし、今のやり方をベースにするにしても、そういう想定外にも対応できる知識や技術は身につけておきたいと思うようになりました。

そんな時にクセミカから縮毛矯正に特化したオンラインサロンが生まれると言うのを知り、即入会を決意し半年間学ばせていただくことにしました。

クセミカで学んだ6ヶ月間の感想

入ってみると、主催者のお二人の知識と技術が凄いのを再確認どころかビビるくらい圧倒的だったのは当然ながら、学ぶ側であるサロンメンバーの中にもすでに講師レベルでとても知識があり技術がある方もたくさんいることに驚かされました。

もちろんROM専で発言されない方もたくさんいらっしゃいますが、

  • コンテンツの発信
  • 質問と回答
  • ビフォーアフターの添削
  • 実技の動画
  • 細かなケミカルの解説

など、内容は盛りだくさんなので見て学ぶだけでもめちゃくちゃ勉強になっているのは間違い無いと思います。

僕自身、現在もまだ先述のテンプレート式をそのまま使ってはいるのですが、細かな施術内容の意識改革ができたおかげで、圧倒的に仕上がりが良くなったと実感しています。

縮毛矯正ビフォーアフター(バック)

縮毛矯正ビフォーアフター(内側)

縮毛矯正ヘア

縮毛矯正ビフォーアフター(3方位)

同じ薬剤、同じ工程で行うにしても、1つ1つの細かな技術を理論付けてしっかり意識して行うことで、最終的な仕上がりがこんなにも変わるものかと嬉しさとともに驚きを隠せません。

もちろん、扱う道具にもこだわる必要があるため、すぐにアイロンやブラシを購入して使いこなせるように練習しました。

ストレートアイロン

でもよく考えてみたら、基礎や道具が大事であるということは美容学生時代から学んできていますよね?

例えるなら美容師なら誰もが通るワインディングと言うパーマ巻の技術。これも、

  • スライスの幅
  • スライスの角度
  • パネルを引き出す角度
  • 引き出すテンション
  • ロッドの向き
  • 巻き方
  • ゴムの止め方

これらを全てに意味があり、それを理解した上で綺麗な1本を作る。

その上でさらにその1本を60本同じように作ることで全体がキレイな仕上がりが完成しますよね。

何か1つでも欠けていたり、不安定であったり、バランスが悪いだけで全体的なトータルな仕上がりに影響すると言うのは全美容師が学んできたはずです。

縮毛矯正も同じように、薬剤のスペックや薬剤の選定だけでなく、

  • 1剤の塗り方
  • 塗布量
  • 放置時間
  • 1剤の流し方
  • ドライの仕方
  • アイロンのスライス幅
  • スライスの角度
  • パネルを引き出す角度
  • パネルのテンションのかけ方
  • アイロンのプレスのかけ方
  • 2剤の塗り方
  • 2剤の流し方など

ザッと挙げるだけでもこれだけ細かい工程があります。
それらをいかにこだわれるか、すなわち《基本動作の見直し》と《向上》と《1パネルごとの丁寧な積み重ね》こそがまずは大きな上達の1歩であると言う事を学ばせていただきました。

動画がコチラ↓

全ての基本的な工程への理解が深まったおかげで全体的な基礎能力が上がり、仕上がりが向上しました。

[chat face=”IMG_0078-1.png” name=”くふわん” align=”left” border=”none” bg=”red”]何事も基礎って大事だよね![/chat]

縮毛矯正が上手になりたい方には本当にオススメです

縮毛矯正が苦手な方、縮毛矯正が好きでもっと上手くなりたい方、クセミカに入って学べば確実に上手くなるといえます。

ただし、あくまで学ぶ意思がある方に限られます。

良くも悪くも、クセミカではおすすめレシピ紹介等はありません。

なぜか?

実際にカウンセリングした訳でもない毛髪に対して簡単にレシピを紹介するのを良しとしない(無責任である)というサロンオーナーの考え方があるからです。

[chat face=”8D2C3BB9-F49D-493C-8D1C-FA650933DAF8.jpeg” name=”市田” align=”right” border=”none” bg=”gray” style=”maru”] 「入会してレシピを聞いたらいいや」と思うだけなら意味ないでしょう。[/chat]

先述しました通り、仕上がりは薬剤の力だけで決まるものではありません。

その人その人のアイロンワークなどのやり方の違いにより、同じ髪質を施術するにしても最適な薬剤選定が変わってくることもあるでしょう。

その分、クセミカでは薬剤選定の“考え方”はめちゃくちゃ学べます。

見ているだけでもためになるのは間違いありませんし、実際のサロンワークで活かせることも間違いありません。

アシスタントさんであったりスタイリストさんで仕入れる薬剤の決定権がなかったり、簡単に新しい薬剤に変えたりするのはなかなか難しい方も多いでしょう。

そんな方でも、僕のように使っている薬剤等を変えることなく上達するキッカケにすることも可能です。

第1期はもう終了しましたが、また来年以降第2期の募集もあるそうなので、気になる方はぜひフォローして待機してみて下さい。

@kusegenomikata

僕自身まだまだ勉強中の身で、卒業したとは到底思えていないので第二期も継続して入らせていただく予定です。

現在依存しているやり方からの良い意味での脱却、今までお断りしていたお客様も自信を持って施術できるような知識と技術の取得を目指していきます。

一緒に学んでみんなで上達し、少しでもお客様の笑顔を増やせるように頑張っていきましょう。

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