ども、クセミカ主宰のっち(@kusegemeister)です。
東京表参道でくせ毛専門美容師をする傍ら
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今回は、ブリーチでのハイライト+グラデーションカラーを縮毛矯正した実例をご紹介します。
ブリーチと縮毛矯正の相性はとても悪く、縮毛矯正をかけてもひどく傷んでしまったり、クセが伸びなかったりと失敗してしまうケースが非常に多いです。
今回の実例を見ていただいて、ご予約の際の少しでも安心材料になればと思います。
ブリーチハイライト+縮毛矯正はとても相性が悪い
ブリーチと縮毛矯正はとても相性が悪く、美容師業界ではブリーチ毛の縮毛矯正がタブーとされているほどです。
理論を深く理解すればそこまで高難易度というわけでもないのですが、なかなかそこに至る美容師さんがあまりいないというのが現状です。。。
個人ブログくせ毛hack「ブリーチで傷んだ髪でも失敗せずに縮毛矯正はできる?」にて、ブリーチと縮毛矯正に関係について詳しく書いていますので興味のある方はご覧ください。
今回は、ブリーチハイライトの入っているゲストで、全体ブリーチしているよりもイージーかと思いきやハイライトの方が数段難しい施術になってしまいます。

捻転レベル
髪の傷み
髪の硬さ
髪の量
ご来店時はこのような状態です。
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ネットでブリーチ毛でもできる縮毛矯正を探していたら野坂さんの記事を見つけたのでご連絡させて頂きました。
カラー履歴は昨年夏にしたグラデーションカラーが毛先に残っているのですが、4月に全頭ハイライトをしました。
…
と、いただいた相談LINEにもあるように、中間から毛先にはブリーチでのグラデーションカラー。根元からブリーチのハイライトが入ってます。
ハイライトという施術はそもそもこのように髪を筋状にとってその部分のみをブリーチなどで明るくする施術になりますね。
単純なデザイン面だけではなくて、全体にブリーチをして髪を傷めたくないけど明るくしたいという方にも有効な手段であったりもします。
ブリーチハイライトの縮毛矯正は塗り分けができない
縮毛矯正はクセの強さだけではなく、髪のダメージ状況も薬剤を選定する上で重要な要素の一つです。
癖が強くても髪が痛んでいると、本来そのクセに対して使いたい薬剤だと強すぎてボロボロになってしまう危険性があります。
で、その難しい縮毛矯正をさらにもう一段階難しくしたのがブリーチハイライトの縮毛矯正。笑
通常であれば、ブリーチしている中間から毛先部分とブリーとをしたいない根元部分はダメージ差があるのでそのダメージに合わせて薬剤を塗り分けすればリスクを最小限に減らすことができます。
ただ、それがハイライトの縮毛矯正の場合はそれができないんです。
ハイライトをしているところとしてないところを塗り分けるということ、それは髪の毛1本1本を塗り分けすることを意味しているのでそれはさすがの僕もお手上げ。笑
出来たとしてもとんでもない時間と労力が必要で、そんな時間を欠けていたら薬剤が反応し切って髪がボロボロになってしまいます。
じゃあ、どうするか?
こればっかりは技術と知識でカバーするほか手立てはない
頑張るというのは冗談半分本機半分って感じ。
これ以上はかなり専門的なことになるので、要約すると「頑張る。」ということになります。笑
これが今回頑張った結果です。
うねるクセ、ボワッとしたクセとダメージもツルッと仕上がってくれました。

仕上げが乾かす前に2プッシュのアルトオイルとお米2粒分くらい手櫛でvoi
ブリーチハイライトの縮毛矯正は確かに難しいけど、積み上げた知識と技術があるので目を瞑っても出来ます!
ブリーチをしていると縮毛矯正出来ないよと門前払いだれてしまう方や失敗されてしまう方が多いので、ぜひご相談ください。